エアコンを入れると吹出し口からカビ臭い風が送られてくるようになって早数年。すでにあきらめモードだったけど、KSPのTYIZさんの掲示板に臭いの原因になるエバポ洗浄で解消されるとの書き込みがあったので、それを参考に自分もやってみた。さて結果はいかに!
普通、エバポはダッシュボード内にあることが多く、というより、ほとんどがダッシュボード内にあるので、エバポを洗浄するには内装をぴっぺがしたりしないとダメでおおごとになるけど、NSXは幸いボンネット内のブロアユニットを外すと見えるらしいので比較的容易に洗浄できるのだ。 | |||
ボンネット内の矢印の位置に風を送るブロアユニットがある。これを外すと臭いの原因となるエバポレーターが現れる。その前にテンパータイヤ、支柱、ヒューズBOX、バッテリーを外す必要アリ。 | |||
ブロアユニットは青い矢印のネジ2箇所と写真では見えないバッテリー奥にあるネジ2箇所の計4本で固定されている。ヒューズBOXは赤い矢印のネジを外すと外れる。 | |||
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ブロアユニットはネジ以外に矢印の位置とその奥の計2箇所のポッチ!?で固定されてる。固定先の配管はフレキシブルなので少しこじりながらブロアユニットを外す。 | |||
ブロアユニットが外れた図。 | |||
これが臭いの原因となるエバポレーター。NSXは古いクルマなのでフィルターがないので汚れ放題。(笑) | |||
KSPのTYIZさんの掲示板では特殊洗剤で汚れを落とすと書いてたけど、特殊洗剤がどのようなものか分からないので、小生は家庭用エアコンクリーナーで代用。 後日、TYIZさんの掲示板に特殊洗剤は強力アルカリ性洗剤という書き込みがあった。 |
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クリーナーを吹きかけ、しばらく放置後、ハケで汚れを取る。エバポのフィンは柔らかいので丁寧に作業するように。 | |||
洗浄後。少しだけキレイになった気がする。(苦笑) 油汚れがあるのでエアコンクリーナーの前にパーツクリーナーで油汚れを落としてからした方がもっとキレイになったかもと後悔中。最後に除菌のためにアルコールを散布。エバポ洗浄はこれにて終了! | |||
これが風を送るブロアユニット。せっかく外したので、友人かっちゃんのアイデアを拝借。 | |||
フィルターを取り付けるのじゃ。使ったのはユニットバス等の換気口に貼るホコリ取りフィルター。 | |||
ブロアユニット上面。フィルターが吸い込まれないように口を針金で格子状に補強。 | |||
ブロアユニットのエバポ側。 |
あとは逆の手順で元に戻すだけ。材料さえ揃ってれば3時間もあれば十分できるかな。バッテリーを外したため、元に戻したあとは運転席側のパワーウィンドウのオート機能を復帰させる作業をしよう。一度、ウィンドウを下げて、そのあとウィンドウを上げて2秒ほどスイッチを押し続けると復帰するよ。
洗浄後、臭いがなくなったかは不明。何故なら最後に除菌のために散布したアルコールの臭いがスゲーのじゃ。しばらく放置して揮発しないと臭いは確認できないっぽい。