【fiesta当日】 【工場見学日】
今年、高根沢工場から鈴鹿製作所へNSXのラインが移管されたことは有名だよね。fiesta開催に伴い、鈴鹿製作所の見学会が初めて開催されたので行ってきた。高根沢工場には2回行ってる。さて、鈴鹿製作所はどんな感じなんだろう。楽しみだ。工場内は当然撮影禁止なので写真はありませぬぞ。
集合時間は朝8:20。fiesta後、自宅へ帰ってるので再び鈴鹿へ向かって移動だ。2日連ちゃんの早起きなのでちょっちツライなぁ。
参加者は20名ちょっと。fiestaのあと、後泊した方がほとんどだった。でも、小生みたいに自宅から来た人も数名いたよ。fiestaの前日にも工場見学会があったけど、こちらはたくさんの人が参加したみたい。
味の街前から貸し切りバス(普通の市バス)で鈴鹿製作所まで移動。現地には社会見学で来てる小学生の姿があった。向こうは観光バス。こっちは市バス。単なる移動手段なのでどんなバスでもいいねんけどな。でもなんだかなぁ〜。(笑) 参加者の間では、小学生と一緒に見学か?との冗談の声も。
入り口ホールには黄色いNSX-Rが展示してあった。鈴鹿製作所製なのかな。アシモの歓迎を受け、2階に用意された会場でライン責任者の方々の挨拶とビデオを見た。ビデオ上映中は眠かったー。朝早かったもんね。
見学するのはNSX、S2000、インサイトを作るTDラインと、2つある大量生産ラインのうち、TDラインの隣にある1ラインを見ることになった。
プレスされたフェンダー等を手作業で磨くところを最初に見学。数ミクロンの凸凹を手作業で修正するそうな。すべてのNSXがこのような手作業で作られてると思うと感慨深いね。隣では、フレームの組み立てをしてた。残念ながらNSXの組み立てではなかった。確かインサイトだったかな。
TDラインと平行にある1ラインの溶接ラインを見学。本来なら産業用ロボットが火花を散らして車を組み立ててるはずなんだけど、トラブルがあったみたいでラインが止まってた。見れなかったのは残念だ。
次は、ドアや屋根、トランクやフェンダーなどの「蓋モノ」と呼ばれるモノを取り付けるラインを見学。組み上がったホワイトボディはやはり手作業で凹凸を修正し、チリ合わせを行ってた。巷では最近のNSXはチリが合ってないと言われてるけど、作業を見る限りそんなことはないと思ったね。手抜きなんてできない状況だし、作業してる人の多くが高根沢から転勤してるんだもの。それにチェックも厳しいみたいだし。
平行する隣の1ラインでは、モビリオ・スパイクがラインに流れていて、フロントガラスや座席を産業用ロボットが取り付けてたよ。この辺りはほぼ自動化されてるので人がいない。それに比べてTDラインは人が手作業で取り付けてた。ちなみにライン上にはS2000が流れてたよ。NSXの姿は……なし。(涙)
次は塗装ライン。防塵なので塗ってるところを見ることはできなかった。なので書くことなし。
塗装の終わったホワイトボディに各種パーツを取り付けるラインを次に見学。宝の山だ。(笑) 欲しいパーツが積まれてあってヨダレが出そう。このラインには3台NSXがあったけど、いずれもアキュラでした。そういえばS2000もインサイトも左ハンドルが多かったなぁ。やっぱアメリカでは売れてるんだね。
ラインのある建物で最後に見たのは完成車検査。アライメント調整、光軸調整をするところを見学。NSXが調整中だったけど、実はこのNSXはすでに調整済みらしい。見学会のためにわざわざ置いててくれたみたい。ここまでくれば見慣れた形だ。建物内に悪路テスト場があるんだけど、近づいて見ることができなかったので何をしてるのか分からんかった。
別棟に移動してエンジン組み立てラインを見学。ラインって言うほどのところじゃないんだけどね。現在、NSXのエンジンを組めるのはたった2名なんだって。この2名の方がすべてのNSXのエンジンを組み立ててるそうな。もしかしたら小生のエンジンも、この方たちに組んでもらったのかもね。ちょうど見学したときはVTECの調整と、ピストン、コンロッドの付いたクランクシャフトをエンジンブロックに固定するネジ締めをしてた。もちこれらも手作業。2度行った高根沢ではどちらも見たことがない作業だったので、ちと感動したよ。
これで工場見学は終了!味の街へ戻って解散。あっさり終わっちゃった。
帰り際、交通教育センターへ寄ってみた。ちょうどK教官がタバコを吸ってるところだったのでちょこっと話をして帰路についた。
工場見学のお土産はコレ。不参加だった嫁さんの分もあるので、2つあっても仕方ないキーホルダーと額はオークション行きかも。(笑)
2003/10/25(Mon)
【fiesta当日】 【工場見学日】