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Kirin's room

Top NSX STEPWGN Fit  

1日目】 【2日目】

 6時頃に起床。夜更かしした割にはすっきり目覚めることができた。朝食バイキングまでにはまだ時間があるので、ホテル併設の温泉施設「クア・ガーデン」で朝風呂。朝食は、元NSX-WESTの面々とバカ話をしながら取ってホテルをチェックアウト。スポーツ走行のために南コースへ移動。南コースを本気で走るのはいつ以来だろう。4,5年は走ってないと思う。

南コースのピット。 ブリーフィングまでの間、車載カメラの準備やP-LAPの取り付け、空気圧の調整を行う。目標タイムはリハビリも兼ねて1分2秒台とした。昨日、開会式で清水さんが追い抜きに新ルールを適用すると言ってたが、インストラクターから受けた説明は今までと一緒やった。追い抜きはストレートのみ。抜かれる方は、左ウィンカーを出してコース脇に寄り、追い抜く方は抜く車の意思を確認してから反対側から追い抜くというルール。
 2回ある南コースの走行枠の1回目に参加。12台参加の予定が集まったのは10台。2台はfiesta不参加らしい。ブリーフィングが終わっても1台だけ来なかった。寝坊か?
 1列になって2周の慣熟走行後、一度ピットイン。先頭から順次野放し。時間は約45分。9台中、3台が92R、5台が02R、クーペは小生1台。圧倒的に不利な状況だ。
 久々なので3コーナーへの飛び込みやシケインのライン取りが目茶目茶。完全に忘れちゃってるよ。それにハンドル操作もぐちゃぐちゃやし。完全にリハビリが必要だ。fiesta終了後、交通教育センターのK田さんにスポーツ・ドライビングの開催日時を聞いたが、今年は開催予定がないそうな。うーん、残念。こりゃ、SMSCに入会するしかないのか。
 数周してはピットインの繰り返し。クルマよりも人が先にくたびれちゃう。休憩中は他の参加者の走りを激写。流し撮りのつもりが全然流し撮りになってない。走りも写真もダメだった。
 南コースのオプション・メニュー終了!スピンすることなく終えた。っというより、スピンするような走り方をしなかったと言った方がいいかな。特にスピンしやすいファルケン・コーナーへの進入はかなり慎重に行ったからね。
 アウトラップ、インラップを含まずトータル20周。内、1分2秒台を記録したのは6周。3秒台が4周。残りは5秒とか7秒とか。追い抜かれたり、追い付いたりした周だと思う。まぁ、目標としてた2秒台が出たので良しとしよう。
 途中、遅れて1台が加わったがこの人、ブリーフィングで何を聞いてたんだろ?マンツーマンで聞いてるはずなのに。抜かれる時は左に寄る。なのに右に寄っちゃってるよ。舞い上がってルールを忘れた?ルールを守れない人と一緒に走るのはいらん気を使う。そうでなくても緊張で気が張ってるのに。

 場所を交通教育センターへ移す。無料で楽しめるスキッドパッド体験には目もくれず、FCXクラリティとシビック・ディーゼルの試乗に一直線。FCXクラリティとは、水素と酸素を化学反応させて電気を作り、その電気でモーターを回して走る燃料電池車。CO2をまったく排出しない究極のクリーンカーである。補助動力にリチウムイオン・バッテリーも搭載してるので、実はハイブリッド車でもある。
FCXクラリティ&シビック・ディーゼル 暑い中、順番待ち。30分程度待ったかな。腕が焼けちまったぜ。試乗はセンター内のブレーキコースを一周。まずは後部座席で試乗。さすが電気自動車。停止時は振動がまったくないし、すんげー静か。フル加速すると、ジェットエンジンのような甲高い音と共に体がシートに押し付けられる。加速感はまんま新幹線。クルマに乗ってて新幹線のような加速感を味わうなんて新鮮な驚き。乗り心地は良くも悪くもホンダ車。セダンとしてはやや固め?
 次は運転席での試乗。スタート手順!?とドライブレンジへのやり方を助手席に座るインストラクターから教わりさっそく実践。イグニッションをひねり、スタートボタンを押すとメーター内のLED郡が点灯し走れる状態に。振動がまったくないので、これでいいのかちょっち不安になる。次にギアはないけどギアをドライブに入れる。ブレーキペダルを踏みながら、メーターパネル左横にあるノブを手前に少し引きつつ下にするとドライブレンジに入る。あとはアクセルを踏むだけ。
 折り返し位置まで軽く加速。スルスルスルっと速度が上がる。ギアがないという意味ではCVTと同じだが、その実はまったく異なる。加速感がまったく別物。折り返しのバックストレートはアクセル全開。1億を優に超えるFCXクラリティ。一般人なら恐る恐るアクセルを踏むのだろうが、さすがはNSX fiesta。順番待ちで外から見てたが、試乗したほぼ全員が急加速。おそらくアクセルベタ踏みだろう。もちろん、小生もアクセルベタ踏み。一体何だ、この加速は。今までクルマで体感したことのない加速感。ギア変速がないので加速Gが一定。凄すぎる。アクセルをずっと踏んでると、どこまでも加速しそうな勢い。NSXとはまた違った気持ち良さ。最高だぜ。
 三角コーンの位置でブレーキング。回生ブレーキが入ってるはずなのに、普通のブレーキとなんら変わらない。燃料電池スタックやリチウムイオン・バッテリーが床下に配置されてることもあって安定感もバッチリ。乗降位置に停車後、ノブ下にあるパーキング・ボタンを押し、イグニッションをOFF。試乗終了。たった1周の短い試乗だったが、クルマの世界観が変わった。内燃機関がなくなったとしても、クルマの未来は明るいぞ。電気自動車なんてという思いがあったが、こういうクルマならアリだ。同じ電気自動車である三菱自動車の「i-MiEV」に興味を持ってしまったゼ。

 興奮さめやらぬ中、続いてシビック・ディーゼルを試乗。こっちは一人での試乗。ディーゼル車のイメージってうるさいし、停止時にハンドルがガタガタ揺れるって思ってた。事実、昔我が家にあったキャラバンコーチやランクル・プラドはガタガタしてた。だけど、シビック・ディーゼルは振動とは無縁であった。
 MT車なのでエンストだけは避けねば。だって試乗待ちの人がすぐ横で見てるもんね。(笑) でも、そんな心配を他所にラフめにクラッチを繋いでもスッーと走り出した。トルクがあるので運転は楽かな。回転数が上がるとさすがにうるさめ。アクセルを踏んでると、急に加速が一段上がった。これってターボ車やったんや。久々のターボ車だったのでターボラグにげんなり。アクセルをパーシャルにして中間加速を試みたが、やはりターボラグのせいで思ったように加速しない。ターボがかかるとかなりの加速。NAに慣れた体では、ターボに違和感が残ってしまい、こんなものかで終わってしまった。その前に、このエクステリア・デザインはどうにかならんのか?

本コースのピット。 FCXクラリティの印象が強烈だっただけに、シビック・ディーゼルの印象は若干霞んでしまったが、実はシビック・ディーゼルの試乗も貴重だったと後日知った。FCXクラリティは、一般人でもホンダが試乗できる機会を設けてるが、シビック・ディーゼルに関してはそういった行いがまったくない。欧州モデルなので、欧州へ行けばレンタカー等で乗れると思うが、日本国内での試乗となるとジャーナリストでもしてないみたい。

 交通教育センターを後にし、Aパドックへ移動。新生鈴鹿の施設見学ツアーには間に合わなかったので、本コースでのスポーツ走行を見学。がんばって流し撮りをするのだが、まったく上手いこと行かなかった。2回目の走行枠は5,6台での走行っぽい。何て贅沢な時間だ。

 フェアウェル・ランチは「SUZUKA-ZE」で弁当。閉会式まで時間が十分あるので、その時間を利用して子供たちへのお土産を買い行くことにした。友人たちは施設見学ツアーに参加してるので一人で黙々と食し、食ったらそそくさと遊園地側へ移動。飯を食ってる時にアンケートの回答。期待ハズレのfiestaと思いきや、スゲー楽しいfiestaだったと回答。昨日、撮影した記念写真もこの時に受け取った。
 コチラちゃんのお土産を購入。サーキットへ戻る際、グランプリ・エントランス前で記念撮影をしようとしてた幼子を連れた若い夫婦の記念撮影をしてあげた。そのままメインスタンドまで足を伸ばし、新生スタンドをパチリ。

元さんの挨拶。 閉会式。昨年の閉会式で元さんがボツになったNSXの後継車を持ってこれたらと冗談を言ってたが、結局それは実現しなかった。実は最後の最後にダダーンって思ってただけに残念だ。
 元さん、清水さんが来年のfiestaことを言ってたが、実際はかなり厳しいと思ってる。来年はNSX発売20周年の記念fiestaとなるが、あったとしても今年と同規模のfiestaだろうと思ったり。記念品は多少良くなるかも。

 fiesta最後のイベント、ファイナルパレードラン。全車、本コース内に4列駐車。整列までの時間、友人と談笑。オープニング・パレード同様、パレード中の撮影は危ないが自らが行う。今回も連射モードで数打ちゃ当たる作戦を決行するも、やはり使える画像は半分以下。切った貼ったすりゃ、何とか使えるかな。(笑)

本コースに整列。 fiesta終了!Aパドックで友人らに別れの挨拶。来年もfiestaで会えたらいいねと言って別れた。お土産はすでに買ってあるので挨拶もそこそこに帰路についた。今日は平日なので、高速1,000円が適用されないので、遠方から来た人は丸々高速代が掛かるが、名阪国道だけの小生にはまったく関係ない話。

 今年のfiestaの概要が発表された時、悲しいfiestaになるのではないかと思ったが、実際に参加してみるとまったくそんなことはなく、むしろすごく楽しめた。経費削減によって各所で寂しさを感じたが、fiestaの精神は何も変わってない。fiestaを形作ってるのは、NSXオーナーなのだと再認識したfiestaであった。今回は一人での参加だったこともあり、友人たちといる時間が長く、親交を深めることができたのが良かったのだと思う。家族での参加は、別の楽しさが味わえるが、本来のfiestaの楽しさを少しスポイルしてるのだと気付いた。というか、今まで家族サービスばかりに気を取られ、自分自身が楽しむことをガマンしてたのだと気付いた。今回、fiestaの楽しみ方を再認識できたので、次回は、ある程度嫁さんには目をつぶってもらい、2次会などに参加して自分ももっと楽しもうと思った。友人たちとのさらなる親交、家族の思い出、次回は今までとは違ったfiestaになりそうな予感がするので、終わったばかりなのに早くも来年を楽しみにしてる自分がいる。必ずや開催されることを願う。

2009/9/13(Sun)-9/14(Mon)

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