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Kirin's room

Top NSX STEPWGN Fit  

 このページ作成時点でデジカメを持ってませんでしたので残念ながら画像は一切ありません。ご了承ください。

 5:20分に家を出発。首都高1号線〜常磐道へと移動。常磐道では、約90Km/hで巡航。水戸I.Cで降り、一般道でもてぎに行った。受付開始が8:00から、到着は8:15分だった。8:30からミーティング開始だったけど、ちょっち遅れて8:40から始った。

 最初は主催者あいさつ。続いてNSX開発者からのお話。その後、レーシングドライバーの清水和夫さんからのお話があり、10:00からアクディブセーフティコースにて実習が始った。

 参加車両は16台でこれを2グループに分け実習を行うこととなった。小生らのグループには、佐藤久実さんという女性のプロドライバーが指導してくれることになった。

 まずは低μコースでのスピン回避。40Km/hで進入し、ある地点を通過するとリアが左右どちらかに150mmずれ、スピン状態になる。それをカウンターあてて体勢を立て直すという実習。これがめちゃめちゃ難しい。教官曰く、小生は最初のカウンターをあてる量が少ないらしい。6回中、4回もクルリと回ったよ。ここで驚いたのは、40Km/hの時と、36Km/hの時とでは、難しさがじぇんじぇん違うのだ。たった4km/hの違いで体勢を立て直せるのだ。

 次は、急ブレーキの実習。やはり濡れた路面で行うのだ。当然ABSが作動するけど、教官曰く、一発目のブレーキが弱いらしい。小生としては、ガツンって感じて踏んでるんだけど、後程、教官の言ってた意味が分かるのだ。

 午前はこれまで。昼食をサーキットグランドスタンド内にあるスウィートルームで食べた。今日はめちゃめちゃ天気がいいので景色は最高。

 午後は、北ショートコースというところでのコーナリングの実習。1Kmくらいの短いコースなのだ。ライン取りの練習が主になる。見た目は簡単そうだったけど、やってみるとこれまた難しいのだ。特に最終シケイン前の複合コーナが。ブレーキを残しつつ左に切り込まなければいけないので難しい。どうもハンドルの位置が遠いような気がする。いや、絶対遠い。でもハンドルに近づくと今度は、ペダルが近すぎるのだ。なんとか今のペダルの位置でハンドルを近づけることできないかなぁ〜。この北ショートコースはフリーランだったので思う存分走ることができた。

 ショートコースが終わると、次は、スリバリーコース。8の字コースでベリジアン(タイルなどの道のこと)の上に水をまいて低μにしてあるのだ。ちょっちアクセルをあけるとリアがスルリと横向く。スピードとカウンタで体勢を立て直して進むのだ。これは面白かった。TCSがONの時とOFFと時とでは、挙動が違う。でもOFF状態のほうが車をコントロールしていうというのが体感できるため、OFF状態で走ることが多かった。練習後、タイムアタックがあり、小生のベストは38秒43だった。ちなみに、プロの清水さんのタイムは31秒58だ。残念ながら実際に目て見てないからどんな走りだったか知らないけど、これはすごいと思ふ。そうそう、この38秒台って普通なんだって。

 次はいよいよロードコースでの走行だ。先導車がいるとはいえ、かなりのペースだよ。2グループをさらに2グループに分け、4台での走行だ。今回は東コースを使っての走行になる。フルコースでないのが残念だったけど、連絡路のダブルS字コーナが面白い。それなりに走れてると自分では思ってたけど、プロの同乗走行でショックを受けた。小生が同乗したのは佐藤久実さん。ブレーキング、ギアチェンジ、アクセルONのタイミング、ハンドル操作などなど、次元がちがった。特にブレーキングとコーナースピード。ブレーキングの一発目がすごいのだ。小生のブレーキングがガツンとすると、佐藤久実さんのはドカンって感じ。減速Gがすごいのだ。ものすごいブレーキと減速スピードなのだ。言葉では表現できましぇん。あと、コーナリングも、なんでこんなスピードで回れんねん!って感じ。今まで感じたことのないコーナリングGなのだ。NSXのモデルがtype-Sで小生のノーマルとは違うとしてもだよ。あとは、ヒール&トゥのスムーズさと、行うタイミング。小生は間違ったヒール&トゥをしていた。プロは、まず正確にブレーキングを行い、コーナ入口近くでヒール&トゥでギアと回転を合わせていた。小生のはというと、ブレーキングの前半で、すでにヒール&トゥでギアと回転を合わせてコーナリングしていたのだ。同乗走行はめちゃくちゃ勉強になった。

 NSXという車がこれほどすごい車だったとは、今回改めて思い知らされた。今まで小生はNSXの1/3くらいしか性能を発揮していなかったのだ。(1/3の性能も使えてたか疑問だが。。。)

 そうそう、同乗走行は、たまたま清水さんの操る同乗走行車と同じタイミングとなったのでバトルとなってすごかったよ。同乗走行後の走行は自分で言うのもなんだけど、変わったと思う。走行ペースが同乗走行と違うとはいえ、ブレーキングもドカンとまではいかないけど、ドンって感じで踏んだし、減速Gもプロの足元には及ばないけど、今までのと比べものにならないくらい感じることができた。ヒール&トゥもコーナ入口で合わせるようにしたし、ペースも最初よりも速かったはずだ。

 もうすぐ走行が終わるというところで、前のグループを走っていた車がコースアウト、グラベルにつかまってしまった。大丈夫みたいだってけど、その車ってのが前にもてぎに来た時に知り合いになった人の車だったのだ。

 走行後、リアタイヤを見るとかなり擦り減っていた。いっきにボロボロって感じ。この時点で17:00。今回は特別にオーバルコースも走らせてもらえることになった。でもあまり楽しめなかった。ペースが遅かったということもあるけど、なによりもコースが暗いのだ。照明なしのサーキットで前の車のテールランプとヘッドライトだけがたよりの高速走行だったので、アクセルが踏めないのだ。それともう一つ問題が。。。ガソリンがないのだ。エンプティが付いたり消えたりしていたのでむやみにアクセルを踏めなかったのだ。下手するとガス欠だからね。

 走行終了後、教室に戻って質疑応答、修了書をもらった。今回受講したベーシックコースというのは、上位にあるアドバンスドコース、GPコースを受講するために必ず受講しないといけないコースなんだけど、ベーシックを受けた次はアドバンスドかなって思ってたけど、あと2,3回はベーシックコースを受けようと思ったネ。

 帰りの常磐道は渋滞がなかったので意外と早く帰ることができた。今日感じたことは、Type-Sにすりゃよかったということ。ノーマルとは別の車だね。でも今ある車でできることはしようと心に誓った。サスペンション、プッシュ類はType-Sのものを入れる。軽量化するために、メンテナンスリッドをメッシュタイプに変更する。シートは交換したいけど、もったいないので今ので我慢する。そうそう、シートがいいのだ。Type-Sのは。レカロ社製のフルバケットでサーキットではホールド感がノーマルシートと段違いなのだ。今日は楽しい一日であった。

16/Oct/1997(Sun)