年のせいか、長距離ドライブがしんどくなってきた。そんな時のお助けアイテムとしてクルーズコントロール(別名オートクルーズ)があるが、我がステップワゴンにはその機能がない。後付けできるクルーズコントロール装置の存在は前から知ってたが、昔は高くて費用対効果が低いと思ってたが、今は安くなったし、長距離ドライブの疲れが少しでも軽減されるなら付けてもいいかなと思うようになったので、ブレーキ用専用ハーネスがあるPIVOT社のクルーズコントロール機能付きスロットルコントローラーを買ってみた。
2016年6月時点で加減速できるPIVOT社のクルーズコントロール機能付きスロットルコントローラーは2種あるが、使用頻度は低いので安い方の製品「3-DRIVE
α」を購入。 ブレーキ信号を確保するための専用ハーネスがあるので車両側ハーネスが無加工なのがすごくイイ。 |
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左がブレーキ用ハーネス、右がアクセル用車種別専用ハーネス。 専用ハーネス以外にユニットに必要な信号線は、車速信号とリバース信号。他にアースも必要。 ただし、リバース信号に関しては接続しなくてもいいようだ。 |
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本体付属の電源コード。 左から灰矢印がブレーキ信号線1、橙矢印が車速信号線、黒矢印がアース線、赤矢印がブレーキ信号線2、桃矢印がリバース信号線。 |
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電気系を触るのでバッテリーのマイナス端子を必ず外しましょう! | |
◆車速信号線の配線 | |
車速信号は、助手席足元にあるカプラから確保できる。 まずは、グローブBOX外し。 助手席下のカバーを外す。クリップではまってるだけなので引っ張れば外れる。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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グローブBOX下にある矢印2箇所のネジを外す。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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グローブBOX内の矢印2箇所のネジを外す。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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グローブBOXは、クリップではまってるだけなので手前に引っ張れば外れる。 あとはウェザーストリップを外し、サイドステップ・ガーニッシュと足元横のガーニッシュを外せば目的のカプラーが見えるようになる。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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車速信号線は黄矢印がしめす黄色線。 以前にカーナビの取り付けをしてるのでギボシ化されてると思ってたけど違った。本当は元線から直接信号を取りたかったが、現状はちょっと無理。仕方なくカーナビの車速信号線(青矢印)から分配することになった。 |
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◆リバース信号線の配線 | |
リバース信号線は、運転席足元にあるカプラーから確保できる。 ますは、運転席下のカバーを外す。矢印のレバーをひねり引っ張るとと外れる。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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矢印のネジを外し、手前に引っ張ると運転席側のカバーが外れる。これもクリップではまってるだけ。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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外れたカバー裏にカプラーとホースが接続されてるので外すと運転席下のカバーが外れる。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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運転席足元にあるヒューズBOX側面にある黄色矢印のカプラーからリバース信号を取る。 写真には写ってないが青色矢印辺りに配線固定用のクリップがあるので作業効率を考えると外した方が賢明だ。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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リバース信号線は青矢印の位置にある茶色線。 黄色矢印が示す物体は純正オプションのリバース連動ミラー用のリバース信号線を取るための圧着クリップ。 ※ 写真はカーナビ取付時のものを流用。 |
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カーナビ用にすでにギボシ化してあったので自作二股ダブルギボシと入れ替えてリバース信号を確保。 | |
◆アース線の配線 | |
アース線は助手席足元にあるアース・ポイントに接続。 | |
◆アクセル用ハーネスの接続 | |
取説の指示に従い、キーOFF後15分以上経過してからアクセルペダルの上にある矢印のカプラーを外す。 | |
車両側カプラー間に専用ハーネスを接続。 | |
◆ブレーキ用ハーネスの接続 | |
ブレーキ用ハーネス。 ステップワゴンの場合、青矢印の2本の線は使用しない。使うのは黄矢印の2本。 |
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取説。見にくいが青色と黄色の線を使うと書かれてる。 | |
ブレーキペダルの上にある矢印のカプラーを外す。 | |
車両側カプラー間に専用ハーネスを接続。 | |
本体の電源コードのブレーキ線と接続。青線と赤線を接続。黄線と灰線を接続。 | |
◆ユニット本体と接続 | |
リモコンの設置位置を決め、コードをユニット本体まで配線。 すべてのコードをユニット本体と接続。ユニット本体は運転席下の太目の車両ハーネス線にタイラップで固定。 アクセル用の車種専用ハーネスが短いのでユニット本体は必然的に運転席足元辺りに設置することになるよ。 |
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リモコンは、右利きの小生が操作し易いよう、ドア横にある小物入れの上辺りに強力両面テープで固定。 | |
以上で配線とユニット本体の取り付けは終了。続いて初期設定を行うことになる。 | |
◆アクセルペダルの初期設定 | |
取説の指示に従って初期設定を行う。 ●操作1 1.キーをイグニッションにする。(エンジンは掛けない) 2.リモコンに「nor」と表示されることを確認。「nor」以外が表示された場合はMODEスイッチを押して「nor」にする。 ●操作2 1.リモコンのUPスイッチを10秒長押しすると「cAr」と点滅表示される。 2.「cAr」点滅表示後、5→0へカウントダウンする。 ●操作3 1.表示「0」でUPスイッチを放す。 ●操作4 1.アクセルペダルを踏まない状態でSETスイッチを押す。 2.「SEt」と表示される。 ●操作5 1.アクセルペダルを目一杯踏み込む。 2.目一杯踏み込んだ状態でSETスイッチを押す。 3.「err」と表示された場合は「操作4」からやり直す。 ●操作6 1.リモコンに「100」と表示されるまでアクセルペダルを踏み込む。 2.「SEt」→「nor」→「100」と表示が変わる。 ●操作7 1.表示が「100」になったらアクセルペダルを放す。 これでアクセルペダルの設定完了。設定後、バッテリーや配線を外したりしてもユニットの再設定は不要。 |
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◆車速パルスの設定 | |
取説の指示に従って初期設定を行う。 ●操作1 1.キーをイグニッションにする。(エンジンは掛けない) 2.リモコンに「nor」と表示されることを確認。「nor」以外が表示された場合はMODEスイッチを押して「nor」にする。 ●操作2 1.リモコンのDOWNスイッチを3秒長押しすると「PLS」と表示される。 ●操作3 1.DOWNスイッチを放すと、パルス数が表示される。出荷時は「P-4」となる。 2.RG系ステップワゴンのパルス数はこのままでよい。 ●操作4 1.3秒間操作しないでいるとパルス数が点滅表示される。 ●操作5 1.5秒間操作しないでいると点滅表示から「nor」に戻ることで設定が完了。 これで車速パルスの設定完了。 |
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以上で設定は終了。クルーズコントロールが動作するかテスト走行しましょう。 走行後、エンジンを切ってもリモコンに表示が点灯されたままになるが、これは正常動作なようだ。最初は接続間違いかと思ってしまった。取説にもちゃんとその旨が記載されてる。 |
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やっぱり便利だ。これで遠出の疲れも軽減されるだろう。だた、居眠りには要注意だな。(爆) |