目がさめたのは午前5時。集合時間は8:45なので、まだまだ時間がある。30分くらい部屋でボォーっとして、散歩がてらツインリンクもてぎ内を散策することにした。散歩といっても車に乗ってツインリンク内の施設やサーキットの外周路をトロトロと回っただけだけどね。あちこち回ってると、結構いい時間になったのでホテルに戻った。
ロビーでスポーツ新聞を読んでると、他のオーナーさんが朝食を食べるためにロビーに下りてきた。挨拶を交わして、小生も朝食を取ることにした。この時点で7:30。チョロチョロ朝食を取っていると、オーナーさんが同席を求めてきたので快く了解した。雑談を交わしていると、また他のオーナーさんがやってきた。今日の講義のことや、昨日の講義のことを話しながら朝食を終えた。いったん部屋に戻って荷造りして、チェックアウトし、今日の講義のアクティブセーフティートレーニング場へ向かった。
2日目の最初の講義は、滑りやすい8の字の路面を走行するスリパリーの講義だ。残念ながら小生は、このスリパリーというのが得意じゃなかった。他のオーナーさんに比べても、クルッと回ることが多かった。アクセルオンのタイミングと逆ハンのタイミングがいまいちなんだよね。精進せねば。
次は最後の講義、コーナリングだ。今までの総仕上げという感じになる。北ショートコースを使って講義を行うのだ。北ショートコースが実際に走るところで一番面白いかもしれない。ここでもやはり、2グループに分かれて慣熟走行を隊列を組んで3周し、いったんメインストレートでストップ。ラインどりなどのアドバイスを清水さんにもらって、今度は1台で走行。1コーナーを前の車が通り抜けたらスタートする。さっそくスタート。
ここは、残念ながら6MTだとギア比が合わずバックストレートで3速に入るか入らないかなので、ちょっち走りづらいのだ。それなりに走ることができるのだが、タイムが上がらない。特にこのような小さなコーナーの切り返しが続くところでは、Type-Sとクーペのサスの違いが明らかになるのだ。クーペはType-Sに比べるとロールがものすごいのだ。こういうところを走ってしまうと、Type-Sみたいに足回り固めたいと思っちゃうんだよなぁ〜。スタビライザーだけでも換えようかな。
何周か走って、清水さん運転の同乗走行をした。ここでもやっぱり違うなぁ〜ってところを見せ付けられる。清水さん曰く「コーナーは泥棒になれ!進入はゆっくり丁寧に。出口では一秒でも早く出て行くこと。」らしい。まさにその通りだ。また、「早い失敗は許されるが、遅れた失敗は命取りになるから、失敗するんだったら、早い失敗をするように。」だそうだ。ごもっとも。
「コーナーでのブレーキングやハンドル操作がちょこっとでも遅れようなら、それはコーナーを曲がりきれないで、対向車やガードレール、谷底へとつながる。早い失敗なら、そのようなことにはならない。」といわれていた。
全車、いったんピットイン。タイムアタックの時間となった。Max5台がコースインしてタイムを競うことになった。タイムアタックとなると、どうしてもオーバースピードでコーナーに入りがちになってしまう。柵の向こうにはたくさんのギャラリーがいる。カッコ悪いところは見せられない。何周か走って出たタイムは58秒041。これは、普通のタイムみたい。早い人だと55秒台で走ってた。清水さんに至っては、52秒台だよ。精進せねば。
楽しい時間も終わって、講義は終了した。この後は、昼食をして解散となる。昼食の際、清水さん、上原さんからお話があり、修了書とオーナーズミーティング受講証明のシールをもらって、質疑応答をして解散となった。
本来ならここで解散となるわけだけど、ここツインリンクもてぎには、ホンダコレクションホールがあるので、見に行くことにした。他のオーナーさんも行くみたいだったので、みんなで行く事にした。隊列を組んでホテルを後にし、まずは、ホンダファンファンラボというところに行った。ここは、コンセプトカーや、CARTマシン、P2,P3が置いてあるホンダの未来を示すようなところだ。
中央に円筒型の施設があり、ホンダという企業を紹介するシアターがあった。見たけど、つまんなかった。
次に、ホンダコレクションホールに行った。ここはよかった。2輪や 4輪、レース車両などが所狭しと置かれているのだ。途中で上原さんを見つけて、一緒にまわることにした。というより、知らず知らずのうちに一緒にまわっていたと言った方がいいかな。車の開発者から直接解説が聞けるので、これ以上ない内容だったよ。F1が好きな小生にとって、ここでの一番のお目当てはやっぱマクラーレン・ホンダでしょー。他に、ルマンでクラス優勝したNSXや、懐かしい車やバイクが置いてあったよ。ここは、ホンダ好きにはたまらないとこだね。
見終わった後は、やはり隊列を組んで水戸インターまで走った。途中ガソリンを入れ、守谷サービスエリアで休憩して、解散となった。途中渋滞もあったけど、それよりも雨がダダ降りなのがいやだった。雨の運転は、NSXは最低だからね。
この2日間は、楽しい2日間だった。日本の自動車会社が、ある特定の車種に限定して、このような催しを行うのは、レース好きなホンダくらいしかないだろう。NSXに関しては何かといわれているけど、やっぱりホンダにとっても特別な車なのだ。
今度は鈴鹿のオーナーズ・ミーティングに参加したいな。
1998/05/23(Sat)-05/24(Sun)
【1日目】 【2日目】